九州大学 科学技術イノベーション政策教育研究センター九州大学 科学技術イノベーション政策教育研究センター

科学技術イノベーション(STI)政策人材育成プログラム

(1)プログラムの概要

少子高齢化に向けた社会システムの転換、大規模災害や世界的な感染症拡大への対策、国家的な情報セキュリティの高度化、地球環境問題への対応−こうした諸課題を解決していく上で、日本はこれまでにないほど科学技術イノベーションの創出を必要としており、その政策を立案・実行できる人材が求められています。このような人材ニーズに応えるため、文部科学省が平成23年度より「科学技術イノベーション政策における『政策のための科学』推進事業」の一環として「基盤的研究・人材育成拠点整備事業」を開始した際、九州大学は新たな拠点設置構想を提案して採択され、平成24年に科学技術イノベーション政策教育研究センター(CSTIPS)を発足させました。

CSTIPSは、平成25年度から、「科学技術イノベーション(STI)政策専修コース」を開講してまいりました。このコースは、九州大学の全ての学府に在籍する大学院生が受講できる大学院基幹教育科目として位置づけるとともに、行政機関や企業等の第一線で活躍する実務家が科目等履修生として受講できるようにしてまいりました。

さらに令和4年度から、経済学府とCSTIPSの連携により、このコースを一層発展させるため履修証明プログラムとして再スタートさせることとなったコースが、「科学技術イノベーション(STI)政策人材育成プログラム」です。

(2)育成する人材像

科学技術イノベーション(STI)政策人材育成プログラムは、以下のような人材の育成を目的としています。

  1. 客観的な根拠に基づいて科学技術イノベーション政策を立案・実行できる高度専門人材
  2. 科学技術イノベーション政策のための科学を専門領域とする研究人材
  3. 自らの専門領域と科学技術イノベーション政策をつなぐ人材

行政機関等において科学技術イノベーションの振興に取り組む政策担当者、企業等においてイノベーションの実現を担う経営者や実務家などが積極的に履修されることを期待します。また、科学技術イノベーションに関連する学際的な研究や、専門的職業に従事することを志向する本学大学院生による受講を奨励します。

専修コース説明図

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